三瓶中学校
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太陽と海につつまれた 生活と文化のまち三瓶  所在地:愛媛県西予市三瓶町 >  MAPで確認

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三瓶の秋祭り

牛鬼編

明治四年、大牛(揚地区)の頭を吉田の細工師より米三俵で買い受けてきたといわれる。
小牛(朴地区)は明治三十年、大牛をみて造られる。
(三瓶町誌より)
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三瓶では「オショーニ」と発音します。

牛鬼は愛媛県南予地方の祭礼にはお馴染みの山車(だし)で、牛と鬼と蜘蛛を合わせたような異形な姿を持つ妖怪が元になっています。

加藤清正が朝鮮で城攻めに使った亀甲車が元になっているという説もあります。
もし牛鬼に兵器としての歴史があったのだとすると、三瓶の牛鬼を激しくぶつけるという戦闘的なお祭りも、自然なことと納得がいくのですが、三瓶以外のほとんどの牛鬼はぶつけることはしません。

揚地区全体で牛鬼の町内会長・副会長・会計と12人の理事を選出して大牛をかつぎます。
牛鬼の上でに乗る警護(けいご)は3人。22歳の若者と決まっているのですがその年代はいないので、今年は27〜29歳の警護でした。

小牛は揚の中でも朴地区で作られます。


牛鬼の作りかた


胴体の組み立て


竹を切る。蚊に注意

山から竹を出す

大きな竹を割る

割った竹を束ねる

竹を円形にして、ウエスト部分を作る

ここからが難所!小さめの竹を曲げながら土台に差し込む

縄で縛っていく。中は暑い・・・

基本の竹が入る。これから横向きに竹を入れる

完成!

これから乾燥させる

頭(かしら)の色塗り

ここから牛鬼の頭の色塗り作業に入ります。数回に分けて重ね塗りします。

髪の毛を縛る

剣にマスキングテープを貼る

角にもマスキングテープ

頭の本体。全部お守りで、できてます

下あご。白い歯を塗りました

乾燥させます

最後の色塗りまであと1回

牛鬼の担棒の固定は
カズラです

上から下から固定します

頭の組み立て

頭をつけて、赤い布をかぶせて完成!

牛鬼にまつわるひ・み・つ

牛鬼の役の方々が色塗りを終えて飲んでいるところにお邪魔して、牛鬼の秘密を聞いてきました。
・もー、いぇー、もいっちょー!ではなく“お家繁盛”という掛け声
・牛鬼の毛は若い女性の髪の毛を使っている
・牛鬼の頭は神社のお札でできている
・牛鬼の頭にある三日月は鋭利な刃物(・・・その後ウソであることが判明)
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