海の駅潮彩館
好きだから・・・三瓶 みかんず(c)studio tama,syu

太陽と海につつまれた 生活と文化のまち三瓶  所在地:愛媛県西予市三瓶町 >  MAPで確認

お問い合わせミカメリンク
三瓶のハンドメイド 第一回
ハンドメイドオブミカメ。
垣生で大漁旗を使ってバッグを作っている方がいるのだとか。
乾いた三瓶を潤す夏の雨の中、垣生のある家を訪れました。
手作りのバッグを作ってられる西川シゲミさんの家です。
なんでも大漁旗を材料にしているのだとか。

昔から好きで習って裁縫とかやってたんです。仕事でやっていたというわけではなくて。
一緒にやっていた人は今は人に教える立場になっていますが、私はそういうのは向いてなくて、自分で作っていくことが好きなんです。


これが柿渋染めのバッグです。この材料はお祭りに使う○○で・・・。でもそれを使ってると分かるとまずいかな(笑)と思って分からないような使い方をしています。
こっちが端切れを使った小さいもので、こっちが大漁旗を使ったバッグです。
「そのまま使うのかと思ってましたが、細かくつなぎ合わせてるんですね」
はい、組み合わせて使うんです。うまく使えそうなところを選んで、たとえばこの大きな鯛とか、これ鯛の尾なんですよね。
「あ、ほんとですね!こっちは鯛の顔ですね。面白いデザインですね」


これが柿渋で一回染めただけの大漁旗です。
(まだ海の匂いが残ってる・・・!)

だしたい色がでるまで、時間がかかるんです。柿渋は防腐とかの効果があって布を丈夫にします。
これをパッチワークのように組み合わせて作ります。

大漁旗は、知り合いの方から譲ってもらいました。船の名前とかは、ださないようにしてくれって。 その他の材料は、古いものを探したり、そういった古物を扱っているお店があるのでそこから買ったりします。

「作ったものはどこかで売ってるんですか?」

オークションサイトで売ったりとか、あと松山のショップに置いたりしています。南予ではなかなか売れないんですけど、松山ではこういったものを扱っている店がけっこうあるんです。
でも値段次第ですね、最初につけた値段のときは即売したんですけど、ショップの人からもっと値段を高くしてくれないかって言われました。

「すべてが正真正銘の一点ものですからね、時間も材料費もかかってるし、高く売ったほうがいいのでは?」
・・・うーん(笑
値段は難しいですね、欲しいっていう友達とかにはあげてしまったり。
「作った本人で値段決めるのって、安くしてしまいがちですね。地元の人にお金とるのに高いといかんし。値段はおいといて、興味ある方はジャーナルまで連絡くださいってことで。」


お問い合わせ先は「にし工房(西川シゲミ)」
または当サイトで承っています。お問い合わせください

※問い合わせ時点での商品のリストを送らせていただきます。
※西川シゲミさんは故人となりましたため、問い合わせは締め切らせていただきます。