三瓶高等学校
好きだから・・・三瓶 みかんず(c)studio tama,syu

太陽と海につつまれた 生活と文化のまち三瓶  所在地:愛媛県西予市三瓶町 >  MAPで確認

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三瓶地区にやってきた一行。潮彩館で休憩した後、また車に乗って出発です。

三瓶編


町名由来の地

「三瓶地区は広いからな、9・10区は南編の後に行くとして、1〜8区も絞って回るよ」
「まずは町名由来の地からやな」
「定番やな」

「昔はここまで海岸やったんやなぁ」
「今は海岸線からちょっと離れてるな」
「樫の木にカニがおるぞ、海のカニじゃないけどな」

三瓶町名由来の地

日吉崎(ひよさき)の地に、剣・鼓・三つの瓶が流れついた。この伝説から、三瓶という名前が生まれた。 流れ着いた品は壇ノ浦で破れた平家の遺品だと考えられている。


メンヒル・ドルメン

「さて、次は私の近所、知られざる遺跡、メンヒルです」
「なにそれ?」

農道を登ったところにメンヒル
「堂ヶ森にある大きな岩よ。古代からの信仰の対象やったんよ。」
「へー」
「ちなみにこの麓の「台」と呼ばれる地区にはドルメンがあり、メンヒルと対になっとるんよ」

杖突様

「この近くには宇都宮様(宇都宮神社)があるんよ、ここに朝立城があったんと。あえて、ここは行かず、宇都宮様から少し上に上ったところにある杖突様に行こうか。」

「ここは、長宗我部(ちょうそかべ)軍に攻められたときに、朝立城の姫と乳母が逃げているところを殺されたのを祀っとるんよ。実際に殺されたのはこの場所じゃないけどな。足腰が悪いのが治るというので、昭和はじめ頃には杖を奉納しに九州のほうからも杖を奉納しに、列をなして参拝客が来ていたというんよ」
「今は昔やなぁ」
「僕が子供の頃は参拝道も笹で完全に覆われてたし、見つけるのも苦労したよ。一時期完全に忘れ去れてたんやなぁ」
(写真は杖突様と同じ場所で祀られている「菊池様の祠」)

宇都宮様

朝立城跡地に立てられてる。三つの瓶とともに流れ着いた剣と鼓はここに祀られていたらしい。現在は国造神社に合祀されているが、お宮はそのまま残っている。


三十三番


「次は三十三番。東公民館に戦没者慰霊塔があるよ。」
「このグラウンドは公園にしては広いなー!」
「子供のとき、野球やりにきたことあるぞ」
「ここは昔客神社があったみたいやね。明治末期に国造神社に合祀されてる。いやぁ、この神社合祀について調べたらけっこう面白くて・・・ま、いいや。ここから上がった三十峰(みそっぽ)山は三十三体のお地蔵様を回る霊場よ。」
「でました、ミニ四国八十八箇所!」
「定番やな」

金比羅神社


「最近、金比羅神社行った?遊歩道や公衆トイレが整備されとるがよ」
「へー、そうなんか」
「金比羅神社と言えば『呪い釘』が隠れスポットとして有名やけど、もうないよね?」
「ないなぁ」
「高福寺から上っていくのかな」
「宇和へ行く道の途中の太陽板金のところから車で上がれるよ」

「わー、すごい、駐車場ができてる!」
新しいトイレがあるぞ!」
「最近作ったんよ。僕が。(藤尾は某建設会社勤務)」
「(笑)なるほどなー、それで知ってたんか。これは隠れた名所やな」
「こっからの三瓶の景色もなかなかいいな」

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