三瓶中学校
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イッチキチミチキタ ─三瓶の社会科見学─
第1回 愛媛ちぬや(2/3Page)

1日30万個!


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ベルトコンベアに乗せられたメンチカツたちがどんどん各専用機械の中に飲み込まれ、アッ!と言うまにソース付きメンチカツが出来上がっていきます。1日にどのくらい作っているんでしょうか?

「多い日は1日30万個くらいですかね。」

こんな三瓶のはしっこで30万個ものメンチカツがっ!?

「ええ。この片側にソースを付けたメンチカツだけでも今日は…10万個作る予定になってますね。」

山本さんはさらっと「30万個」とおっしゃいますが、考えてみてください皆さん。お昼に「メンチカツ定食」を頼んだとして、仮に一皿に2個メンチカツが乗ってるとしましょうよ。それでも5万人の人に行き渡るわけです、この三瓶のちぬやさんだけで。三瓶の人口約8,300人から考えたら、大量じゃないですか(三瓶基準)!?

「隣の2号製造ラインでは、製造過程ほとんどこのメンチカツと同じなんですけれども、例えば多少大きさが違ったり、材料が違ったりしたものを作ります。」

今日はメンチカツばっかりに見えますが、他は何か作らないんですか?

「今はだいたいメンチカツとハムエッグですね。」

ハムエッグ…って、ハムと生卵とどうやって一緒に揚げ物にするんでしょう?って、スーパーでいつも思っていた私。

「型がありまして、その中にハムを敷き卵を割りいれます。それで一度蒸して卵を固めるんです。」

なるほど。蒸すんですね。

「そうです。そして一度冷凍した後に、パン粉を付ける過程を経て油で揚げます。」

何度もチェック
さて冷凍されたメンチカツですが、次にX線異物検出機を通っていきます。

「人間で言うレントゲン検査ですね。何か混じっていないかを検出して、異常のあるものは下の箱に落とされます。」

X線異物検出機を通り抜けたメンチカツたちは従業員さんの手によって箱詰めされていきます。従業員さんは素早く重さやパン粉の付き具合をチェックします。この時すでに用意されている箱も、機械によって組み立てられたものが次々と自動で運ばれてきます。

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箱に入ったメンチカツたちは、今度は金属探知機の中へ。これをパスするとやっと商品として出荷できることになり、出荷を待つメンチカツは保管庫に入れられます。

「保管庫の中はこんな感じです。」

ガラガラガラ…と山本さんがボタン一つで開けると、バナナで釘が打てるくらいの冷気が…さっ…寒い…。

「-24℃です。」

写真を撮ったつもりが真っ白…何を写したかったのか…私…。

このメンチカツはどんなところに届けられるのでしょう?

「私たちは各営業所に届けています。ここで製造されるのはほぼ業務用商品なので、各営業所からスーパーや施設に届けられています。」

倉庫の隣には、また違う作業を行っている部屋がありました。

「ここは肉の処理や野菜の選別を行うところです。料理の下準備ですね。」

部屋と外の区切りは二重、三重の扉になっており、外から虫などが入り込まないようにしているんだそうです。出たり入ったりするのも大変そうです。

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