古いノートを整理していて、余白のところに落書きがしてあったりするんで、よく絵を描いてたなぁ、デザイナーやってたこともあったなぁと思い出したりしました。
高校三年生の時に授業中に描いてた落書き。志賀直哉の「赤西蠣太」と川端康成の「伊豆の踊り子」。
二十歳の時の落書き。この時はゲーム会社でCGデザイナーしてました。
決して上手ではありませんが、1枚目と違って訓練を積んだプロのスケッチと言えるのではないでしょうか(言わせて…)。
捨てるに忍びないので、スキャンしました。で、1枚に並べるときに使ったのが「FireAlpaca」というお絵描きソフト。無料だし、使いやすくていいですね!Windowsだと昔買ったPhotoShopやFireWorksがあるんですが、古くてOS Xでは使えず。Windowsで使っていたPaint.NETのような無料のものを探したのですが、Macだとなかなかないのが意外でした。
こうしてみてみると、描いている時に楽しかったな、という事や、上達していくプロセス、すべてプログラムと一緒だな、と感じます。
今、ほとんど絵を描かないのですがこの時より下手なはずです。もし今描くなら、紙に鉛筆で描く、ということに慣れる必要があります。
線や直線、フリーハンドを10分ほど練習して、それからとにかく描きまくる、ということを毎日行う。
鉛筆ならさすがによく使うものだから2週間くらいで絵描きの入り口に立てるかも。でも絵筆とか、CGソフトで仕上げるとなると、入り口に立つまでに3ヶ月ほど。
絵描きが水彩画から油彩画に転向するように、プログラマは新しいエディタや言語を習得するとき、どんなプログラマでもいったん下手になります。そこから慣れていき、思い通りに出来るようになるまでが、多くの人が挫折するくらい大変で、だけど楽しい時期です。